「圧倒的な美しさに惹かれるけれど、難易度が高そうで手が出せない……」
「もし自分に合わなくて、積みゲーになってしまったらどうしよう」
そんな不安から購入を迷っている方に向けて、本作『ENDER LILIES: Quietus of the Knights(エンダーリリィズ)』のリアルな手触りをお伝えします。
本作は「ダークファンタジーの退廃美」と「初心者への徹底した親切設計」を絶妙なバランスで両立させた名作です。死の雨に滅びた王国の静謐な世界を旅する没入感と、論理的に構築されたアクションの楽しさ。ご自身にとって「遊んでみる価値がある作品」かどうか、ぜひこの記事を検討材料にしてみてください。
ダークファンタジー×メトロイドヴァニアの圧倒的な没入感

Steamにおいて「非常に好評」の評価を獲得し続けている本作は、広大なマップを探索し、新たな能力を得ることで道を切り拓いていく「メトロイドヴァニア(探索型2Dアクション)」というジャンルに属します。
PCゲーマーの視点から特筆すべきは、要求スペックの低さと動作の軽快さです。最新のハイエンドPCがなくても、少し古めのゲーミングPCや標準的なノートPCで十分に快適なプレイが可能です。また、キーボード操作にも対応していますが、直感的で緻密なアクションが求められる本作の性質上、ゲームパッド(コントローラー)を接続してのプレイを強く推奨します。
【PC版 プレイ環境の基本情報】
| 項目 | 詳細 | |
|---|---|---|
| ジャンル | メトロイドヴァニア(探索型2Dアクション) | |
| Steam評価 | 非常に好評 | |
| 推奨操作 | ゲームパッド(コントローラー)接続を強く推奨 | |
| PC要求スペック | 非常に軽い(推奨:メモリ4GB / ストレージ空き2GB。一般的なノートPCでも十分動作可能) | |
| プラットフォーム | Steam 、Epic games | |
独自の「スピリットシステム」による戦略性

主人公の少女・リリィ自身は戦う力を持たず、浄化した不死の騎士たちを召喚して戦う「スピリットシステム」が最大の特徴です。本作は最大6つのスキルを装備可能(3つ1組のセットを2スロット切り替え)という非常に自由度の高い設計になっています。メインボスから得られる強力なスキルだけでなく、中ボス(サブスピリット)が放つ多種多様な技をどう組み合わせるか。敵の配置や自分の好みに合わせて「自分だけの必勝パターン」を見つける楽しさが、本作の大きな魅力です。
視覚と聴覚が一体となった「研ぎ澄まされた演出」

音楽グループ「Mili」による悲愴感あふれるBGMは、本作の圧倒的な没入感を支える最大の功労者と言っても過言ではありません。「建物内に入ると音がこもったように変化する」といった細やかな音響演出はもちろんのこと、実際にプレイしていて特筆すべきと感じたのは、その旋律がこちらの感情を大きく揺さぶってくる点です。
たとえば中盤に訪れる「双子城砦」などのエリアを探索した際には、美しくも物悲しいBGMによって、立ちはだかる敵に対して「憎き敵」というよりも「哀れな存在」という感情が湧き上がりました。「倒す」のではなく「苦しみから終わらせてあげる(浄化する)」という本作のテーマと、自分自身の心情が完全にシンクロするような、そんなエモーショナルな体験を味わわせてくれます。
視覚的な2Dグラフィックスと相まって、プレイヤーを瞬時に滅びゆく王国の空気感へと引き込んでくれます。
リトライが苦にならない!初心者にも優しい親切設計

本作は、ボスの手強いアクション性を持ちながら、プレイヤーのストレスを排除するための配慮が徹底されています。
- デスペナルティの完全撤廃: 敵に倒れても、獲得した経験値やアイテムを失うことは一切ありません。リスクを恐れず、何度でも強敵に立ち向かえる設計です。
- 快適なファストトラベル: 「レストポイント(休息所)」がマップ各所に豊富に配置されており、一度訪れた場所へはいつでも即座に移動可能です。
- 探索状況を可視化するマップ機能: 本作のマップはエリアごとに色分けされます。
- 青色: 部屋に入ったが、まだ未回収のアイテムや隠し要素が残っている。
- オレンジ(黄色): そのエリアのアイテムを100%回収済み。
この仕様により、「どこを探索すべきか」がひと目で分かり、迷子になるストレスを最小限に抑えています。
気になるクリア時間の目安とボリューム感

社会人ゲーマーにとっても、本作のボリューム感は「ちょうど良い満足感」を得られる設定となっています。
プレイスタイル別のクリア時間(サクッと派もじっくり派も安心)
| プレイスタイル | クリア時間の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| メインストーリーのみ | 約12〜15時間 | 最初のエンディング到達まで |
| サイド要素込み | 約18〜20時間 | 隠し要素やスキルの収集を含む |
| コンプリート(100%達成) | 約21〜25時間 | 全マップ踏破・全アイテム回収・Ending C到達 |
短すぎず長すぎないこのボリュームは、密度の濃いゲーム体験を約束してくれます。 なお、上記の時間はあくまで平均的な目安です。本作はマップの探索が非常に楽しいため、「攻略情報を見ずに自力で隅々まで探索する」というプレイスタイルの場合、コンプリートまでに40〜50時間以上かかることも珍しくありません(僕は53時間でした)。 他人と比べる必要は全くないので、ぜひご自身のペースで退廃的な世界をじっくり堪能してください。
一部の「合わない」という評価の真相は?購入前に知っておきたい注意点
圧倒的な高評価を得ている本作ですが、ネット上のレビューなどで「自分には合わなかった」というネガティブな意見を目にして、購入を迷っている方もいるかもしれません。しかし実際のところ、こうした意見の多くは「序盤で迷子になってしまった」という声や、同ジャンルの金字塔『ホロウナイト(Hollow Knight)』のような超高難度を好むコアゲーマーからの「親切すぎて自分には物足りなかった」という意見でした。
これは裏を返せば、「理不尽な難しさがなく、初心者でも最後まで楽しめる親切設計」であることの証明でもあります。近年の高難度アクションでよく見られる「倒れた場所まで持ち物を取りに戻る(遺体回収)」といった「理不尽」こそが醍醐味とされるようなスパルタな要素を排除した本作は、むしろ『ホロウナイト』などの探索ゲームに挫折した経験がある人にこそおすすめしたい「ストレスフリーな名作」として支持されているのです。
序盤で絶対に挫折しないための2つのポイント
購入前に、本作をよりスムーズに楽しむために知っておきたいポイントが2点あります。
マップの「見間違い」による迷子に注意
本作のマップは親切な作りですが、初心者プレイヤーが1点だけうっかり勘違いしやすいポイントがあります。それは、マップの表記を見て「まだ行っていない道」を「もう探索済みの道だ」と見間違えてスルーしてしまうことです。

これを防ぐためのコツは非常にシンプルです。迷ったときは細かい道筋の表記は気にせず、「未開の出口を示す赤い点」に向かって進み、部屋の色を青からオレンジ(探索完了)に変えていくことだけを意識してください。これさえ覚えておけば、「次にどこへ行けばいいか分からない」という事態を防ぐことができます。
「重厚」なアクション設計

一部で「動作が硬い」と評されることがありますが、これは『骨太なアクション』として緻密に調整された結果だと考えられます。
リリィは攻撃動作中、空中であってもその場に留まる特性があります。ボタン連打で押し切るよりも、敵の予備動作(目が赤く光る合図)を見極め、ヒット&アウェイを意識するのがおすすめです。本作にはデスペナルティがないため、失敗を恐れずに何度も挑んで自分なりのタイミングを掴んでいけます。
この慎重で計画的な操作感こそが、理不尽さを感じさせない絶妙な難易度の正体です。
まとめ:積みゲー化を恐れず、退廃的な美しい世界へ飛び込もう!
『エンダーリリィズ』は、決してプレイヤーを突き放すゲームではありません。圧倒的なアートワークと音楽で心を癒やし、丁寧なシステムで挑戦を支えてくれる、制作者の愛が詰まった作品です。難易度や仕様への懸念は、実際にプレイを始めれば「上達する楽しさ」へと変わるはずです。ビジュアルに一目惚れしたのであれば、その直感を信じて間違いありません。リリィと共に、滅びゆく王国の真実を解き明かす旅へ。あなたは、この美しくも切ない物語の最後に、何を見るのでしょうか。その答えを、ぜひあなた自身の目で確かめてみてください。
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