「えっ、なんでSteamが開かないの!?ゲームもマーケットも全然使えない!」──
そんな突然のエラー、しかも“エラーコード118”と表示されるだけじゃ、何をどう直せばいいかさっぱり分かりませんよね。
この記事では、Steamユーザーを悩ませるエラーコード118について、原因から対処法、そして再発を防ぐ方法まで、初心者にもわかりやすく徹底解説していきます!
Steamエラーコード118とは?原因と概要を解説

エラーコード118が表示される状況とは
Steamでゲームをプレイしようとした瞬間、「エラーコード:-118 サーバーが応答していません」という無情なメッセージが画面に…。これはSteamユーザーであれば一度は経験する、非常に一般的なエラーのひとつです。
このエラーが表示されるのは主に以下のようなケースです。
- Steamクライアントを起動しても、ストアやコミュニティが読み込めない
- ゲーム内からマーケットを開こうとしてもタイムアウトになる
- プロフィールやフレンドタブなども一切機能しなくなる
一見すると「Steamのサーバー側の問題?」と思いがちですが、実は多くの場合、ユーザーのネットワーク環境やセキュリティ設定が原因であることが多いんです。
特に、Steamは独自のポート通信やブラウザベースのUIも多く採用しているため、ちょっとしたセキュリティソフトやファイアウォールの設定ひとつで接続がブロックされてしまうことがあります。
また、最近では「ルーターのファームウェア更新がされていない」など、見落としがちな原因も増えてきており、初心者の方ほど混乱しやすくなっています。
「昨日まで普通に使えてたのに、なんで今日突然?」──
そんなモヤモヤにしっかり答えるべく、これから原因と解決策をじっくり見ていきましょう!
主な原因はネットワーク接続の不具合
Steamのエラーコード118――その正体は、ズバリインターネット接続の問題であることが圧倒的に多いです。
このエラーが表示される原因は、大きく分けて以下の4つに集約されます。
- インターネット接続の不安定化
Wi-Fiの電波が弱い、プロバイダーの混雑、ルーターの一時的な不調など、物理的・回線的な問題が第一の疑いどころです。 - ファイアウォールやウイルス対策ソフトのブロック
Windows Defenderをはじめ、ウイルスバスターやノートンなどのセキュリティソフトがSteamの通信を“危険なもの”と誤認してしまい、通信を遮断することがあります。これはSteamのブラウザコンポーネントが外部と通信する設計になっているためで、より発生しやすい状況といえます。 - DNSやプロキシ設定の誤り
社内ネットワークやVPN経由で利用しているときなど、特殊なDNS設定やプロキシ設定が干渉してエラー118が出るケースも。特に大学や会社のネットワーク下では多く見られます。 - Steamアプリのキャッシュや設定不具合
意外にも盲点なのが、Steamクライアント自体の設定不良。ブラウザキャッシュが破損していたり、更新後に設定がリセットされていたりすると、通信処理が正しく行われずエラーになることがあります。
このように、原因はネット回線のトラブルだけに留まらず、ソフトウェアや環境設定の影響が複雑に絡み合っているんです。
「ネットにはつながってるのに…」と思っても、それだけで判断するのは早計。
次のセクションから、具体的な対処法を一緒に一つずつ確認していきましょう!
【基本編】Steamエラー118の対処法

Steamのエラーコード118に遭遇したとき、最初にすべきことは「基本の確認作業」です。
ここでは、専門知識がなくてもすぐ実践できる、確実性の高いステップを紹介していきます。
まずはネットワークの再確認から
「Steamがつながらない?……ってことは、うちのWi-Fi死んでる?」
まず疑うべきは、お使いのインターネット接続そのものです。
Steamはストリーミング技術も取り入れたリッチなコンテンツを扱うため、ネット環境が不安定だと真っ先に不具合が出やすくなります。
以下のようなステップで確認してみましょう。
- 他のウェブサイトやYouTubeが正常に開けるか?
→開けないなら、回線自体の問題。 - Wi-Fiの接続が不安定になっていないか?
→PCをルーターに近づけたり、有線LANに切り替えるのも有効。 - ルーターやモデムの再起動
→電源を切って5分ほど待ってから再接続。意外とこれで直るケース、多いです。
また、スマホのテザリングでも一時的に接続を試してみると、ルーター側の問題かどうかも切り分けられます。
「昨日までは普通につながってたのに!」というときほど、ルーターの過熱や一時的なパケット詰まりが疑われます。
この段階でつながれば、複雑な設定をいじる必要はありません。超ラッキーです!
それでもつながらない場合は、Steam側が原因の可能性も出てきます。次のセクションで詳しく見ていきましょう。
Steam側のサーバー障害かをチェック
ここまででご自宅のネットワーク環境は一通り確認しました。
それでもSteamが「サーバーが応答していません(エラーコード118)」と主張してくる場合、考えるべきは――
Steamのサーバー自体に障害が発生している可能性です!
実は、Steamは世界中のユーザーが一斉にアクセスする巨大プラットフォームであり、年に数回はサーバー負荷やメンテナンスで一部サービスが停止することがあります。特に多いのが以下のタイミングです。
- Steamサマーセール、ウィンターセール直後
- 毎週火曜の定期メンテナンス時間(日本時間で早朝〜午前)
- ビッグタイトルの発売直後(アクセス集中)
では、どうやって確認すればいいのか?
以下の手段で、Steam側に問題があるかどうかを簡単にチェックできます。
- Steam Status
→全世界のSteamサーバーの稼働状況をリアルタイムで確認できます。
“Store” や “Community” が黄色または赤になっていたら障害発生中です。 - 公式Twitterアカウント(@Steam)をチェック
→重大な障害時には速報が出ることも。 - Reddit(r/Steam)やX(旧Twitter)で「Steam down」検索
→「うちもつながらない!」という声が複数見られれば、ほぼ間違いなくSteam側の問題です。
ここでサーバー障害だと判明すれば、ユーザーとしてできることは「待つ」のみです。
設定をいじり倒すより、潔く一休みするのが一番の解決策という場合もあるんです。
【応用編】Steamが接続できない時の解決方法

「ネットも大丈夫」「Steamサーバーも問題なし」――なのに、エラー118が消えない?
ここからは、よりシステム的・ソフトウェア的な視点から、もう一段踏み込んだ対処法をご紹介します!
ウイルス対策ソフトとファイアウォールの設定見直し
Steamは、ストアやマーケット、フレンド機能などに組み込みブラウザ(Chromiumベース)を使っています。
これが一部のセキュリティソフトと相性が悪く、通信そのものがブロックされることがあるんです。
とくに以下のようなソフトをお使いの方は要注意:
- ウイルスバスター(TrendMicro)
- Norton(ノートン)
- McAfee(マカフィー)
- Windows Defender(標準搭載)
対処方法は、「Steamを例外設定に追加」すること!
ウイルス対策ソフトの設定メニューから、以下のパスを「例外」や「信頼済みアプリ」に登録してください。
C:\Program Files (x86)\Steam\steam.exe
C:\Program Files (x86)\Steam\bin\steamwebhelper.exe
※ソフトによっては「ファイアウォール」設定と「リアルタイムスキャン」両方に例外を設定する必要があります。
さらにWindows標準のファイアウォールでも確認を!
【Windowsファイアウォール設定例】
- 「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「Windows Defender ファイアウォール」
- 左メニューから「アプリまたは機能をWindowsファイアウォールで許可」を選択
- 「Steam Client Bootstrapper」にチェックが入っているかを確認(入っていなければ手動で追加)
「ウイルス対策が原因だったなんて……」というケース、本当に多いです。
特に最近のアップデートでセキュリティソフトの自動検出が厳しくなっており、突然Steamだけが通信不能になる現象がよく起きています。
DNS変更とポート開放でSteamの接続を安定させよう
Steamの接続トラブルに悩んでいるあなた、ちょっとだけネットワーク設定を見直してみませんか?
ここでは「DNSの変更」と「ポート開放」という2つの方法をご紹介しますが、まずは初心者でもすぐできるDNS変更からやってみましょう!
DNSをGoogleに変更すると、もっと安定する!
「DNS(ディーエヌエス)」とは、簡単に言うとインターネット上の住所帳のようなもの。
Steamのサーバーにアクセスするときも、このDNSが間違っていたり不安定だったりすると「相手の住所がわからない!」となって接続が失敗してしまいます。
そこでオススメなのが、Googleが提供している無料で安定したDNS(8.8.8.8など)に切り替える方法。
やり方はとってもシンプルです!
【Windowsでの設定手順】
- コントロールパネルを開く
- 「ネットワークとインターネット」→「ネットワークと共有センター」
- 左側の「アダプター設定の変更」をクリック
- 使っているWi-FiやLANを右クリックして「プロパティ」
- 「インターネット プロトコル バージョン4(TCP/IPv4)」をダブルクリック
- 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」を選んで、以下を入力:
優先DNSサーバー:8.8.8.8
代替DNSサーバー:8.8.4.4
- OKをクリックして完了!
この設定をすることで、Steamへの接続がぐっと安定することがよくあります。
変更してもすぐ戻せるので、初心者の方にも安心しておすすめできます!
ポート開放ってなに?そして、なぜ必要?
「DNSを変えてもやっぱりつながらない…」という方は、次のステップ「ポート開放」にチャレンジしてみましょう。
Steamは通信に特定のポート(通り道)を使っているのですが、
家庭用ルーターではそれらのポートが閉じていることがあります。すると、Steamとのやりとりが途中でブロックされてしまうんです。
【Steamが使う主なポート】
TCP: 27015~27030, 27036~27037
UDP: 27000~27100
これらを「ポート開放」してSteamの通信を通りやすくすることで、接続不良を改善できる可能性が高くなります。
ルーターにログインしてポート開放する手順
- ブラウザを開いて、アドレスバーに以下のどれかを入力:
http://192.168.0.1
http://192.168.1.1
http://192.168.11.1
- ログイン画面が表示されたら、ユーザー名とパスワードを入力
→ 初期設定はたいていadmin / admin
かadmin / password
→ 本体裏や説明書に書いてある場合もあります - ログイン後、「ポート開放」「ポートマッピング」などの項目を探す
- Steamで使うポート番号(上記)を入力し、現在のPCのIPアドレスを指定して保存
「ルーターのIPアドレスがわからない!」ときは?
Windowsで簡単に調べられます!
- キーボードの
Windowsキー + R
を押す - 「cmd」と入力してEnter
- 黒い画面にこう入力してEnter:
ipconfig
すると「デフォルトゲートウェイ」という欄に 192.168.〇.〇
と表示されます。
それがあなたのルーターのIPアドレスです!
【再発防止】Steamエラー118が起きにくい環境を作る

「せっかく直したのに、また数日後にエラー118…」
これ、Steamあるあるです。でも、実はちょっとした意識と習慣で、エラーの“出にくい環境”を作ることができます!
ここでは、Steamを長く・快適に使い続けるための具体的な工夫をご紹介します。
安定したインターネット環境の整え方
まず大前提として、Steamを使ううえでネットの安定性は命です。
いくらパソコンやSteamが快調でも、ネットが詰まっていてはすべて水の泡…。
特にWi-Fiを利用している人は、以下のポイントをチェックしてみてください!
チェックポイント
- ルーターの設置場所は適切?
→ 壁の裏・床下・電子レンジの近くなどは電波が弱くなりがち - 中継器やメッシュWi-Fiの導入は検討済み?
→ 家が広い or 壁が多いなら、Wi-Fi強化を! - ルーターのファームウェアは最新?
→ メーカーの公式サイトで更新情報を確認。セキュリティも向上します。
補足:速度を測ってみよう!
実際に、以下のようなサイトでネット速度をチェックしてみると「Steamにとって十分な速度が出ているか」がわかります。
目安としては、下り10Mbps以上あればSteamは快適に使えます!
「ルーター古いかも…」と思ったら、買い替えも検討ポイントですよ。
最近のモデルはゲーミング用機能やセキュリティも強化されていて、Steamとの相性も良好です!
システムとセキュリティのバランス調整
Steamは、外部といろいろ通信するタイプのソフトなので、セキュリティソフトとの相性調整も大切です。
「安全すぎる=Steamに厳しすぎる」設定になっていないか、次のようなポイントを見直しましょう。
ウイルス対策ソフトの設定見直し
- Steamを「信頼済みアプリ」として追加
- リアルタイムスキャンの対象から除外(
steam.exe
など) - ブラウザ保護・通信制限の対象外に設定
Windowsアップデート後のSteamトラブル
実は、「Windowsの大型アップデート後にSteamがつながらなくなった」という例も結構あります。
特に2025年5月以降、「KB5037765」の適用でセキュリティレベルが変わり、一部のポートが閉じられるケースが増えました。
対応策としては:
- アップデート後にファイアウォール設定を再確認
- ポート開放設定が上書きされていないかをチェック
- どうしてもダメなら、復元ポイントから戻すことも検討
これらを少しずつ意識するだけで、「突然つながらない!」という事態がかなり減ります。
日常的にSteamを使う方は、ここまでやっておくとかなり安心ですよ!
Steamエラー118、よくある3つの疑問

スマホのテザリングでもエラーって出るの?
はい、出ることはあります。
スマホのテザリングって便利なんですが、モバイル回線では一部の通信(特にSteamが使うポート)が制限されてる場合があるんです。
ただ、テザリングを使ってSteamにつながるなら、「自宅のWi-Fiやルーターに問題があるかも?」と切り分ける手がかりにもなります。
一時的な確認用としては、すごく使える方法ですよ。
Steamをアンインストールすればエラーは直る?
場合によっては、直ることもあります。
たとえばSteamのキャッシュが壊れていたり、設定ファイルがうまく読み込まれなくなっていたりすると、再インストールで改善することがあります。
ただし、ネットワーク環境が原因の場合は、Steam自体を入れ直しても変化がないことがほとんどです。
再インストールする前に、ゲームファイルのバックアップは必ず取っておきましょう。セーブデータが消えてしまうと悲しいですからね…。
エラーが頻発するのは、PCのせい?
一概には言えませんが、可能性はゼロではないです。
エラー118は基本的に「Steamがサーバーと通信できていない状態」なので、PCの処理能力というよりはネットワークやセキュリティの設定が影響することが多いんです。
とはいえ、古いネットワークアダプターを使っていたり、Windowsやドライバの更新が止まっていたりすると、思わぬ不具合につながることもあります。
Steam以外のアプリでもネット接続に不具合が出てるようなら、PC側のチェックも視野に入れてみてくださいね。
まとめ:Steamエラーコード118は、ちゃんと向き合えば乗り越えられる
Steamのエラーコード118に出くわすと、最初は「えっ?なんで急に?」と戸惑うかもしれません。
でも、原因をひとつひとつ見ていけば、ほとんどのケースできちんと対処できることが分かります。
この記事では、ネットワークの基本チェックから、DNS変更、セキュリティソフトの設定、ルーターのポート開放まで――
初心者でも実践できる方法を順を追って紹介してきました。
とくに重要なのは、「何から手をつければいいのか」を自分で整理できるようになること。
DNSの変更だけで改善することもあれば、少し深掘りしてルーター設定に手を入れる必要があることもあります。
もし今あなたがSteamに接続できず困っているなら、ぜひこの記事を参考に、落ち着いて対処してみてくださいね。
「またつながった!」というあの瞬間、ほんとにホッとしますから!
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